人間のあるべき姿の探索

思索・人形・エンジニアリング

読書の中断について

本を読んでいる.

それはとても引き込まれる本で,しばしば読んでいることを忘れてしまう.

 

中学生の頃,友人と談笑している時.確かしょうもない話をしていた.複数人で話していて,自分のターンでないと感じる時がある.自分が会話の流れに乗っていれば,その話に没頭するが,時々自分がこの場にいなくても会話が続くタイミングがある.

ふとした瞬間に,自分は何をしているんだろうと我に返る.

 

忙殺されていて,何も考えることができない時,身体的疲労によって辛さを感じる.常にやることを考えているか,気分転換に没頭する.というか,没頭せざるを得ない.

物事がひと段落した時に,ふと本を閉じて辺りを見回す.本は結構面白いものだなと感じるけど,読んでいる最中はとても辛くて,本の中から飛び出したいと思っている.

 

読書はその最中ではなく,ふと本を閉じて読書していることを自覚した時にその面白さを感じるものだと思う.