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AZ104に合格しました

Microsoft Azureの開発者向け知識を問われるAZ204に引き続き、運用・管理者向けの知識を中心に問われるAZ104の合格しました。

AZ204については以下の記事に記載しています。

godiva-frappuccino.hatenablog.com

勉強法とかいろいろと書こうと思ったのですが、基本的にはAZ204と同じなので簡潔に。

AZ204ではMicrosoft Learnの学習コンテンツを一通り眺めた後にUdemyの模擬試験を購入したのですが、今回も同じことをしました。Udemyで模擬試験を探してみると何種類か項目があるのですが、今回購入してみた模擬試験は約90問*6回分あるのでかなりしんどかったです。また、今回は勉強期間が3週間かつ出社などもあり模擬試験は1周だけして間違った箇所と悩んでマークを付けた箇所を一通り見直す形で本番に臨みました。

結果、なんか知ってる問題が出てきて900点取れました。ただ、Microsoft Certificated Processionalの試験は過去問だけ解いて理解していないのに合格みたいなケースを排除しようと努力している雰囲気も感じられ、内容としてはそれなりにID、セキュリティ、ネットワーク、監視など各分野を理解していないと解けない問題ではありました。実際結構細かいネットワークの設定についての問題も多かったです。本番は結果的に暗記っぽくなってしまってはいたのですが、その過程で一通りMicrosoft Learnのコンテンツを何回も見直したり、実際に自分のサブスクリプションで仮想ネットワークを構築したり(とはいっても一部ですが)、それなりに身になったように感じます。

感想としては、AZ204より普通に難しかったです。AZ104は日本語の書籍が販売されておりかなり学習しやすく、逆にAZ204は難しい印象があり、実際に研修を実施している企業でもそういった評価をされいます(AZ900っていう初歩の資格があるので、そこから入るのかと思っていましたが)。

AZ-104: Microsoft Azure Administrator は、ITエンジニアの方がAzureの資格を取ろう!となったときに、最初の目標となる資格です。AZ-104試験の学習をすることで、「Azureの基本」というべき知識や技術を学べるからです。

jinzai.edifist.co.jp

個人的に難しいと思った理由は二つほど考えられます。まず、今回配分としてそれなりの割合を占める元々ネットワーク周りが苦手で、経験もなかった点が挙げられます。恐らくAzureを導入する会社は元々オンプレミスでサーバーを立てていて移行したいとか、なんとなくオンプレの知識があった上でAzureにおいてそれをどう実現するか?が焦点になるのかと思います。しかし、僕はオンプレの知識がないのでネットワークの理解から始める必要があった点があったのかなと考えています。

もう一つは単純にかなり細かい設定についての設問が多かったことが挙げられます。そもそも機能が多く仮想マシンのバックアップの手法だけでも複数あったり、仮想ネットワーク切ったりVPN繋いだり、ID管理もかなり細かくRBAC適用したり、ボリュームがかなりありました。そして、それぞれについて、実際にAzure Portal上で設定する場合はどうすればよいか?ここの設定値はどうするか?レベルの実際に触ったり画面を見ないと遭遇しないような細かいケースがたくさんありました。なので、540問近くある模擬試験で遭遇しておかないとカバレッジの面でかなり厳しかったと思います。

AZ204はCDNキャッシュのパスベースの設定ではどうするとこの要件を満たすようファイルを消せますか?みたいな粒度の問題は出てきますが、基本的に要件Aに対してソリューションBを適用する、となった時にソリューションがリソースレベルだったりその代表的な機能を知っていれば良いのでかなり論理的に考えて妥当みたいな感覚があります。それに対して、今回のAZ104ではネットワークやオンプレの仮想マシンの知識を前提としているので、ロードバランサ―の設定を1~5の選択肢から3つ選んで作業順に並べなさいとか、その際バックエンドプールにVMを配置するためにVMからパブリックIPを消しておきなさいみたいな結構細かいところを聞かれるんですよね。実務を考えると提案するうえでのソリューションの取捨選択をするためにいろんな手法があることを知っておくことは大切ですが、細かい設定はそれこそ都度Microsoft Learnでも見てポチポチすればよくないですか…?という気持ちになりながら毎晩勉強していました。人間の脳に格納できる情報には限界があるんですよね(人間をやめる…ってコト?!)。

まぁある程度理解したうえで受かったので、実際に使う時にさっと調べて使えそうな雰囲気はあるのでヨシ!